山口県で新しい一歩を踏み出した皆様へ。前回の「休息・思考・環境」に続き、今回は「身体・人間関係・自己肯定」の観点から、さらに踏み込んだ3つのコツをご紹介します。
現場で明日からすぐに試せる「心の防波堤」の作り方として、ぜひ参考にしてください。
1. 脳と身体をリセットする「30秒のマイクロ休憩」
介護・看護・保育の現場は、一度シフトに入ると息つく暇もないほど忙しいものです。しかし、この「ノンストップ状態」こそが、脳に疲労を蓄積させる最大の原因。そこでおすすめしたいのが、あえて意識的に作る「30秒だけのマイクロ休憩」です。
例えば、手洗いや消毒をする際、あるいはトイレに立った瞬間に、一度だけ深く背伸びをして大きく深呼吸をしてみてください。山口県の澄んだ空気を吸い込むイメージで鼻から吸い、口からゆっくり吐き出す。これだけで、交感神経から副交感神経へとスイッチが一時的に切り替わり、脳のオーバーヒートを防げます。特に、移乗介助や処置、子どもたちの対応が続いた後は、筋肉も緊張しています。「忙しい時ほど、30秒だけ自分を取り戻す」という習慣を持つことで、夕方の「もう動けない」という極度の疲労感を大幅に軽減できるはずです。
2. 「職場以外」の横のつながりを大切にする
新しい職場では、どうしても周囲の顔色を伺ったり、評価を気にしたりして、精神的な緊張が続きます。職場内の人間関係も大切ですが、それと同じくらい重要なのが、「職場の利害関係がない場所」でのアウトプットです。
同じ山口県内で働く他施設の同期や、学生時代の友人、あるいはSNS上の専門職コミュニティなど、自分の状況を客観的に肯定してくれる場所を確保しておきましょう。「うちの園もそうだよ」「その悩み、看護師あるあるだね」と共感してもらえるだけで、孤独感は解消され、ストレスは劇的に軽くなります。悩みを自分一人で抱え込むと、問題が実際以上に大きく見えてしまうものです。県内の勉強会や交流会に少しずつ顔を出してみるのも良いでしょう。外の世界に「逃げ場」や「共感の場」を持っておくことは、今の職場でしなやかに働き続けるための、強力なリスク管理になります。
3. 「できたことノート」で自己肯定感を守る
新しい環境では、どうしても「できなかったこと」「分からなかったこと」に目が行きがちです。特に真面目な方ほど、その日の失敗を夜まで引きずってしまい、メンタルを削ってしまいます。これを防ぐために、寝る前の数分間で「今日できたこと」を3つだけ書き出す(または思い出す)習慣をつけましょう。
内容は、どんなに些細なことでも構いません。「利用者さんの名前を3人覚えた」「子どもが泣き止んでくれた」「先輩に自分から挨拶できた」。これらすべてが、あなたの立派な実績です。脳には、意識した情報を集める特性があるため、「できたこと」に注目する癖をつけると、翌日もポジティブな変化を見つけやすくなります。山口の穏やかな景色のように、自分の心も平穏に保つためには、他人からの評価を待つのではなく、自分で自分を承認してあげることが不可欠です。一日の終わりには反省ではなく、自分への「お疲れ様」を言葉にして、自己肯定感をチャージしてから眠りにつきましょう。
新しい環境で頑張る自分を、一番の味方になって支えてあげてください。貴方のその頑張りが、山口の誰かの笑顔に繋がっています。
